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2013年4月26日金曜日

求大同、存小異


【求大同、存小異】
 この言葉を日本語に訳すと「小異を捨てて大同に就く」になるが、原文をそのまま直訳すると「小異を残して大同に就く」になる。違いは小異を「捨てる」か「残す」かである。
 ここに考え方の根本的な違いが出てくる。大同を求めるとき中国では小異は残すが日本では捨てることになる。どちらかといえば日本の方が徹底的で純粋さを求められる。だから日本人には中国の一国二制度や社会主義市場経済などなかなか理解に苦しむことである。日中間の尖閣諸島や靖国神社参拝など外交問題でもこのような考え方の違いが解決を難しくしている。
 健康も同じ。病気を悪として薬で綺麗に治そうとすると薬漬けになりますます不健康になる。病気は自分の生活の乱れを教えてくれるものだから、病気(小異)を治療せず(残す)生活を見直すと自然治癒力で病気も自然に治ったりする。

2012年10月16日火曜日

量変質変(りょうへんしつへん)

哲学的な考え方で「量的な変化は質的な変化を引き起こす」という意味ですが、これは外国人活用でも当てはまる考え方です。採用したばかりの外国人社員にすぐ日本人的な行動や発想を求めることは無理です。外国人から日本人への変化は質的な変化で、日本人らしい行動や思考を繰り返し行い相当な量を積まなければいけません。数か月の新入社員研修だけでは不十分で、日本での留学経験のある人でも最低2年の時間は必要です。社内にフォローの体制を整え、外国人社員にどんどん仕事を与えるのが良いでしょう。この量の変化がやがて質の変化に繋がり、日本人のお客様からも喜ばれる仕事ができるようになるでしょう。

2012年3月28日水曜日

教不厳 師之惰

 これは中国の宋代に編集された「三字経」に出て来る言葉で、「教えて厳ならざるは 師の惰りなり」と訳します。つまり、教えながら厳格でないのは、師の怠りであるという意味です。
 最近、日本の会社は「褒めて育てる」手法が主流となり、やさしい上司、大人しい上司、命令しない上司、叱らない上司が増えています。「教不厳、師之惰」で育った中国人社員から見れば、日本の企業はあまりにも「教えてない」のに「分かってない」ことを咎められることが多いと感じるでしょう。最初は良い上司だと思っていても、なぜか後から嫌いになるのは、このためです。
 外国人が日本の企業に入社する時は「郷に入れば郷に従う」と相当な覚悟を決めて入るはずです。「教不厳、師之惰」を意識して、教育をするなら入社した時に厳しく徹底して行うべきでしょう。

2012年2月17日金曜日

特殊な問題は特殊な方法で

 日本人は「特殊な問題を一般的な方法で解決したがる」傾向があり、中国人は「一般的な問題も特殊な方法で解決したがる」傾向があります。だから日中間で外交などに問題が発生するとこじれる場合が多いです。
 確かに日本人は横並びを好み、「特殊」を認めたがらない傾向があります。平穏な時や、日本国内の問題ならわかりますがが、緊急事態が発生したときや、特殊な問題が起きた時にはこれでは問題解決になりません。
 ある意味、北海道の中小企業が外国人を採用することは特殊なケースだと思います。あまり外国人社員を特別扱いする必要はありませんが、特殊な事だと認識し、時と場合によって特殊な方法を取り入れる必要はあるでしょう。
 新しいビジネスは「特殊」な事が一般化した時に生まれます。特殊な問題を面倒がらず、特殊な方法で解決し、ノウハウを蓄積しましょう。

2012年1月25日水曜日

先小人、後君子

北海道チャイナワークの張相律です。

中国には「先小人、後君子(まずは小人、後に君子であれ)」という言葉があります。小人とは器量や度量が小さい人や、細部に拘る小さい人物を指す。君子とは徳の備わった品位の高い人を指します。
 この言葉は物事を始めるときは、今後起こりうるトラブルや相手に不利なことを先にきちんと話し合い、後で本当に問題が起きた時には、徳を持って対処することが成功への近道だと教えてくれています。
 実は、これは外国人採用にも当てはまります。
多くの経営者は格好をつけてまず「君子」になりたがりますが、それでは後につまづく可能性が高いです。まずは「小人」になって、会社の就業規則、厳しいルール、きつい仕事内容、ハードな勤務体制、求める人材像などを率直に話し、納得してもらうことが大切です。採用後、実際に問題が起きたときは「君子」となり、徳を持って、冷静に淡々と対処していくしかありません。

2012年1月9日月曜日

用人不疑、疑人不用

 直訳すると「人を用いるときには疑わず、 疑わしい人は用いない」という意味で、信じて用いた以上は全幅の信頼をおいて活躍してもらうべきであり、信用できないような人間であるならば最初から用いないほうがお互いのためであるということです。
 日本にも中国にも信頼を表す「任せる」という言葉があり、よく使われていますが、日本と中国では「任せる」程度が違うような気がします。普通中国で「任せる」と言われたら「最初から最後まですべて自分の意志で進めて良い」と解釈しますが、日本の企業ではどうでしょうか。「任せる」と言ってもこまめな「報告・連絡・相談」は求めるのでは・・・。これでは、後から「私を信用してない」「外国人を疑っている」などと言われることになります。そうならないためにも外国人社員を採用した際にはその違いを言っておいたほうが良いでしょう。