道内企業と留学生との交流会 報告
日時：平成25年10月24日（木） 17時00分～18時30分
場所：ACUラウンジ
参加者数：企業16人、留学生12人、関係者11人
【開会の挨拶と乾杯】
札幌商工会議所 国際部 国際課 安井課長
みなさま大変お疲れ様です。札幌商工会議所国際課におります、安井と申します。大変僭越ですが、乾杯の音頭をとらせていただきます。本日始めてご参加の方もいらっしゃるかと思いますが、札商アジアン・ブリッジ・プログラムとは名前の通りアジア地域出身の参加学生が、道内企業に就職しアジアと日本の架け橋となるような活躍をしていただきたいとの思いを込めて行っている留学生の就職支援事業です。立ち上げから6年が経っておりますが、私はその立ち上げの際に関わっておりました。初期の頃に参加頂いた留学生が後輩にこのようなプログラムがあるよ、是非参加してみたらと紹介していただいているという話をよく耳にし、このようにこのプログラムが受け継がれて続けられることがありがたく、嬉しく思っております。また、地域の経済団体として企業を支援する立場から、企業の皆様にとってもこのプログラムが役に立つものであるように、今後も取り組んで参りたいと思っております。本日この場は限られた時間ではありますが、企業のみなさまにとって、また学生の方々にとって直接交流していただける機会でございます。先ほどの合同企業説明会の場とはまた違う、リラックスして気を楽にしていろいろお話していただければと思います。この場が企業にとって、また学生にとって良い出会いの機会となりますことを心より祈念して乾杯の音頭をとらせていただきたいと思います。それではご唱和ください。乾杯。ありがとうございました。
【企業紹介】
㈱いたがき 取締役 営業企画部責任者 穴田 ゆか様
はじめまして、㈱いたがきの穴田と申します。今日はこういう会に参加させていただきありがとうございました。学生の方とも何名かお話をさせていただいたのですが、日本語も上手で、私たちもまだ海外に行きたいなと思っている段階ですが、もっとちゃんと計画しなければいけないと個人的には感じました。会社としては北海道の赤平市、人工が減って衰退しているが、モノづくりの街ということで、いろんな有名な企業があるなかで、革の鞄を手作りで作っている会社です。数は作れないのですが、北海道を代表する会社を目指して、頑張っている最中ですので、他の企業のみなさまも応援よろしくお願いします。以上です。
札幌グランドホテル 管理副支配人 高橋 央様
おばんでございます。ご紹介いただきましたグランドホテルの高橋と申します。当社では現在、中国、韓国、ネパール、インドネシアの留学生の方々を中心に8名の方を採用しております。みなさんのレストランサービスとロビーサービスに従事していただいております。みなさんよく働いていただいておりまして、長い方はもう3年以上勤務していただいております。中国の方は大学院を卒業されて契約社員として常勤で勤務している方もいらっしゃいます。私どもはやる気のある外国人は積極的に採用を進めております。本日お渡ししております資料に連絡先が書いてありますので、もし興味がありましたら、ご連絡をいただきたいと思っております。このような機会があるたびに思うのですが、留学生の方、あるいは外国人の方と地方都市での交流が密接に非常に友好的に行われていますが、毎日流されるニュースや新聞報道、テレビ報道は、全くそれとば逆の殺伐とした報道ばかりが続いております。私が思いますのは、民間交流がこれだけ盛んでありますので、やはり地方の行政ですとか地方の経済団体の方々は、やはりこれだけ地方では学生と民間企業の間が非常に友好的で交流が深まっているということをもっと宣伝していただきたい。企業の方々についても外交レベルと同じようにこれを宣伝していただきたいと思っています。学生さんは、日本という国が実に豊かで、そして親切で、日本ほど自由な国はないと感じていると思います。どうか本国の方にそれを宣伝していただきたいと思います。よろしくお願いします。
㈱ベル・クール研究所 医学博士 柴田 昌之様
みなさんこんばんは。初めて合同企業説明会に参加しまして、非常に有意義な合同企業説明会だったと思います。いろんな方と面接しまして、非常に優秀な方がいらっしゃるのがわかりました。実はわたし来月タイに行って採用面接をする予定です。こういう交流会、合同企業説明会があるならタイに行く必要はなかったのではないかと思います。しかし、現地で面接者が決まっているので、行って合わなければいけない。タイに行くことは取りやめにできませんが、本当に素晴らしい留学生がいらっしゃる。来年から私たちは国際事業部を設立して国際的に事業を展開する予定です。今は中国、韓国、ミャンマー、タイ、ロシアで事業をしていますが、そこには外国人社員が一人もいない。言葉の問題、風習の違いがわからなくて非常に手間取っております。そこで来年からは外国の方を社員として採用しスムーズに事業展開を行いたいと思っております。優秀な方が何人かいらっしゃったので考えてみようかと思っています。よろしくお願いします。
【挨拶＆お知らせ】
札幌商工会議所 国際部 国際課 プロジェクトマネージャー 松浦 武志様
札幌商工会議所の松浦でございます。留学生のみなさんにお知らせしたいことがありまして、この場を借りてご挨拶させていただきます。合同企業説明会の時にお渡しした資料の中にインターンシップ受け入れ企業一覧があります。冬休みにインターンシップを受け入れる企業が3社あります。夏休み時のインターンシップ終了後内定をいただいた方がいるのでこのチャンスを逃さずに興味ある企業がありましたら、参加してください。
11月25日に札幌大学で道内中小企業による留学生向けセミナーを開催します。この2名の経営者もなかなか話が聞けない方で、一つはアパレル会社の社長で台湾でプロジェクトを進めている会社です。もうひとりは北海道大学の留学生だった方で、起業して、中華料理店の経営と北京で北海道食材の和食店を展開しています。この2名の話が聞けます。海外への事業展開とか留学生に期待することなどをお話していただきます。札幌大学で開催しますが、他の大学の生徒も参加可能です。是非ご参加お願いいたします。
最後に、札商アジアン・ブリッジ・プログラムに参加した留学生の方、またはお友達で内定をもらった方がいましたら、札幌商工会議所までご連絡ください。特典として図書カードをお渡しできるように検討しております。この事業ではどれだけの留学生が道内または日本の企業へ就職したかが大事な指標になります。内定の数で来年度の事業、予算が決まります。是非後輩のためにも内定が出たらご連絡お願いします。企業の方も札商アジアン・ブリッジ・プログラムに参加した留学生に内定が出ましたら、我々の方からもご確認の電話をさせていただきますが、ご一報いただけると幸いでございます。
【閉会の挨拶と乾杯】
コンチネンタル貿易㈱ 貿易事業部 王 大力様
みなさんこんばんは。ご紹介に与りました王大力と申します。たまにこういうイベントに参加させていただいて、久しぶりに昔の仲間にも会えて、みなさんと楽しい会話をしてリフレッシュできたと思っています。今日も、主催者側の札幌商工会議所と北海道チャイナワークのおかげでみなさんといい交流ができて感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。わたくしは今年で就職5年目ですが、自分は反面教師です。一度転職しました。就職活動中は皆さんと同じようにイベントとか説明会に足を運んでおりました。当然困難や悩みもありました。困難があっても、悩んでばかりいても始まらないから、常に挑戦してみようという気持ちで就職活動に取り組んできました。みなさんもこの時期いろいろと悩んだり困難に直面したりすることがあるでしょうけれども、スケジュールを組んだり、先輩にきいたり、インターンシップをしたり、積極的にいろんなことに取り組んでください。努力する人が必ず成功するとは限りません。しかし、成功している人は必ず努力していると思います。みなさんも是非このようないいバックグランドがあるうちに、熱意をもって積極的に就職活動をしてください。これから忙しくなると思いますが、みなさんどうか身体に気を付けてください。最後に乾杯の音頭をとらせていただきたいと思います。ご唱和お願いいたします。ここで就職活動している方と企業様のご健勝をお祈りいたしまして、乾杯。ありがとうございました。